教育×読書 10歳のミッション キミを一生ささえる31の行動(2) 友達・家族との付き合い方!

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 前回は学習についてのミッションについてまとめました。

umi-kaze2.hatenablog.com

 今回は、友達や家族との付き合い方についてまとめていきます。

要約

友達・家族のミッション1

あいさつで心を開け!

 挨拶が元気にできると、周りの人から「この人は礼儀正しい、いい人だ」と思ってもらえることが多い。挨拶は、コミニケーションの基本で、人間関係を良くしてくれる。

 「おはようございます」「よろしくお願いします」「失礼します」など、いろいろな挨拶言葉を覚えておくと、その時の状況に合った言葉を選べる。すると、気持ちよく過ごすことができる。お互いに挨拶ができると、ぎこちなくないだろう。

 挨拶と言うのは、「自分は怪しい者ではない」ということを示す行動だ。皆さんに危害を加えるつもりはなく、私は皆さんに対して心を開いていると言う気持ちを表しているのだ。

 だから、挨拶をしない人は、なんだか怪しい、あるいは、社会性のない人だと思われてしまう。

 明るく挨拶ができる人に対して、多くの人が良い印象を持つ。明るさと言うのは、人として大事な要素だ。逆に笑顔がなくて、暗くて、挨拶もできない人がいたら、たとえ能力が高くても一緒に働きたいと思わないだろう。

 人と関わる上で大切なのは、「この人と一緒に何かをしたい」と思ってもらうことだ。

 挨拶が身に付いた人は、一生物の武器を手に入れたようなものだ。

友達家族のミッション2

相手の話を全身で聞け

  相手の声が聞こえているだけでは、「話を聞いている」ことにはならない。聞き手がうなずいていると、話している人に聞いていることがよく伝わる。話を聞くときは、話している人に体を向けよう。5、6人のグループで話す場合、自分の右隣の人が話すときは右側に、左隣の人が話すときには左側に体を向ける。席が後ろのほうの人が話すときには、体を後ろに向ける。やるとやらないでは、大違いだ。

 そして、「なるほど、そういうことがあるんだ」と言うような顔でうなずきながら相手の話を聞くとよいだろう。

友達家族のミッション3

相手と気を合わせよ!

 みんなと楽しく話すためには、相手の話をよく聞いて、気を合わせることが大切だ。「気を合わせる」とは、「うん、うん」「そうだね」「面白いよね」「それから、どうなったの?」などと、相手の話を聞いていることや同意を、言葉で示すことだ

 もし自分が話題のものを知らなくても、好みでなくても、相手の好きなものを否定せず、尊重することが大事だ。このルールを守ると、会話がうまくいく。「どういうところが好きなの」「オススメはどれ」などと聞けば、相手も自分も気持ちよく会話を続けられるだろう。

 どんなものにも、良いところがある。「これは好きだけど、他はダメ」と言って、他の人の気持ちまで否定するのではなくて、良いところを1つ見つけてみよう。すると、いろいろな人と気が合い、楽しく話すことができるだろう。

友達家族のミッション4

相手の良いところを見つけて褒めよ!

 「いいな」「すごいな」と思ったら、気持ちをそのまま相手に伝えてみよう。「字がきれいだね」「走るのが早いね」と言うように、自分の気持ちを素直に言うのだ。思ってもいないことや、お世辞を言う必要は無い。

 僕も負けないぞ、私も頑張ろうという明るい競争心は良いが、「あのくらいかけるよ」「そのくらい泳げるよ」などと、相手をひがんだりねたんだりするのはやめよう。以上を削って褒めないと言うのも良くない。

 もし自分にひがむ気持ちがあったら、治すためにも、人のことを褒めるのだ。そうすると、そのひがみや妬みがふっと消えて、楽になる。

 褒める事は、練習すれば、誰でもできるようになる

 人のことばかりを褒めるのはつまらない、と思う人もいるかもしれない。それでも人を褒めていると、褒めることが、なんだか気持ち良いと思えるようになる。

 褒めると言う行動は、回り回って自分にも返ってくる。だから、実は自分が褒められたいという人も、人を褒めているうちに、「君もすごいよ」などと、褒めてもらえるようになる。

 素直に相手を褒められるようになると、人間関係がとてもスムーズになる。

友達家族のミッション5

家族とあれこれ話すべし!

  皆さんは家族とたくさん話をしているだろうか。

 もしかすると、家族と話すのがめんどくさい、恥ずかしい、と感じる人もいるかもしれない。しかし、家族と一緒にいられる時間は無限ではない。

 学校から家に帰ってきて、お家の人に「今日、学校どうだった」と聞かれたら、何と答えているだろうか。「いや、別に…」「普通」などと、そっけない返事をしていないだろうか。「どんなことをしてどう思ったとか、先生がこんなことを言っていたとか、友達とこうやって遊んだとか、短くても良い。お家の人は、それを聞きたがっている。

友達家族のミッション6

SNSとうまく付き合うべし!

 今の時代、SNSを使うのが当たり前になっている。SNSは便利だが、危険でもある。実際に、スマートフォンを使いすぎた人の脳や学力を調べた研究結果は、あまり良いものでは無いようだ。SNSをやりすぎると、そればかりに気を取られる。これでは勉強や習い事の練習に集中できないであろう。

 そうならないために、勉強や練習をするときは、スマートフォンをしまう、充電するなどして、自分から遠ざけよう。

 相手とやり取りする中でも、気をつけなきゃてはならないことがある。相手の顔が見えないので、自分が何気なく送った言葉で、相手を傷つけてしまうことが起こりがちだ。

 目の前で、相手に軽いノリで「バカだなぁ」と言われて気にならなくても、文字で「馬鹿だな」と送られてくると、相手がどのような口調で言ったのかわからず、本当に馬鹿にされたような気持ちになるかもしれない。

 同じ言葉でも、文字だと口で言うよりもきつい印象で伝わることがあるし、送った事はずっと残る。

 SNSでコミュニケーションを取る時は、実際に会って話す以上に発言に気をつけなければならない。

教育と関連して

 当たり前だと思うことがたくさん書かれていましたが、実際は大人でも実行できている人は少ないのではないかと思いました。

 まずは、あいさつについて、子どもには「大きな声であいさつをしなさい」「あいさつをされる前にあいさつをしなさい」と指導することが多いと思います。

 しかし、指導している教師同士もそれができていないのに子どもに強要するのはどうなのでしょうか。子どもにあいさつをさせたいのならまずは大人からやる必要がありますよね。

 そもそも子どもはあいさつをすることの意味を理解しているのでしょうか。ただ「あいさつをしなさい」と言われるからあいさつをしている人が多いと思います。あいさつをすることのメリットを実感させなければ「あいさつをしたい!」という気持ちになるわけがないですよね…。

 子どもたちには定期的にあいさつの意味やメリットを教える必要があると思いました。

 次に、SNSについてです。SNS自体が最近になって使われるようになったということもあり、大人の中でも子どもとネットリテラシーのレベルが変わらない人が多いのではと感じます。

 現実世界では絶対に言わないようなことでもネットの世界では簡単に言ってしまう。特に、マイナスの意見や悪口、誹謗中傷など、現実では相手の気持ちを考えて言わないことも、ネットでは相手の気持ちに気付けず言っていることがあるのではないでしょうか。

 ネットリテラシーについて、大人も子どもと共に学ぶ姿勢が大事ですね!