教育×読書 脳科学者が教える コスパ最強勉強法(2)習慣化の技術!

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 「脳科学者が教えるコスパ最強!勉強法」の第2弾です。

 

umi-kaze2.hatenablog.com

「勉強したいんだけどなかなか続がなくて…」「どうもやる気にならないんだよね…」

誰もが勉強をする時に感じたことがあることではないでしょうか。

私もなかなか勉強する気になれないことが多々ありました。一旦始めてしまうと楽になるんですけどね…

今回は、そんな悩みを解消できるヒントになるかもしれません!

勉強を習慣化するための方法についてまとめていきます。

要約

考えずに自動的に学ぶ仕組みを作る!習慣化の技術

できるだけ、良いことに目を向ける

1常に「できたこと」に目を向けよう

 効率的に勉強続けるには、脳内物質のドーパミンなど、成功物質を味方につけて、ひたむきに努力することが大切である。

 しかし、勉強でも仕事でも、成果がうまく上がらず、停滞する時期がある。

 そんな時、思い出してほしいメンタルセットが、「常にできたことに目を向ける癖をつける」と言うことだ。

 一般的には、やる気があるから仕事ができるようになるのだ、と考えられている。しかし脳科学的には、人は「できるようになるから、やる気になる」というのが正しい。

2ネガティブな視点はモチベーションを低下させる

 オランダのアムステルダム大学のバーガーズ博士は、157人の被験者に脳トレプログラムに参加してもらい、「良い点を見つけて、ポジティブなフィードバックをする場合」と「悪い点を見つけてネガティブなフィードバックをする場合」の「やる気」を調べた。その結果、後者の方が「やる気」が減少していくことがわかった。

 つまり、常に「できたこと」に意識を向けて、すぐに「よくやった!」と言うふうに自分を褒めてあげることが、仕事のモチベーションを上げる効果を発揮するということだ。

 ネガティブなことに目を向けると、脳のブレーキが強くなり、思考力や行動力が低下してしまう。もちろん反省は必要だが、反省しすぎるのは、百害あって一理なしなのだ。

5秒ルールでやる気をアップする

1人生を変えた5秒ルール

 勉強したいと思っているけどやる気にならないという時は無いだろうか。何かを始めようとする時、「やらなければいけない」と思いつつ、なかなか行動にうつせないことがあるだろう。

 人は、新しいことやいつもより難易度の高いことにチャレンジする時、不安から行動を起こせなくなってしまうからだ。

 そんな時に役立つのが「5秒ルール」という方法だ。これは、アメリカのメール・ロビンズ氏が考案した手法だ。長年パニック障害に悩まされ、抗不安剤を20年も飲み続けてきたと言うロビンズ氏は、この「5秒ルール」で人生が大きく変化したという。彼女の著書は全米で100万部の大ベストセラーとなり、その後目覚ましい活躍を見せている。

 「5秒ルール」のやり方はとてもシンプルだ。何か行動しようと思った時に、すぐさま「54321」とできれば口に出してカウントダウンして、ゼロになる場に必ず行動起こすというだけ。これだけでどんどんやる気がみなぎってくる。

 人間は、行動するから脳がやる気になるのだ。このことは、脳科学の世界でも明らかになっている。

2行動につながるトリガーを使う

 数字を読み上げるのは、トリガーなのだ。口に出すことで、やる気の脳内物質であるドーパミンが脳の行動中枢を刺激して、注意喚起のモチベーションに転換される。

 この方法に慣れてくれば、カウントダウンするだけで脳内信号としてやる気に変化を起こすことが科学的に可能となる。

 行動につながるトリガーをうまく使うことで、仕事前にぐだぐだと悩むことがなくなり、仕事のスタートダッシュとスピードが格段にアップすることが可能になる。

コスパよく勉強するための環境の整え方

1勉強前のルーティーンを決めよう

 勉強や仕事を行う環境作りで大切な事は、いかにして自分を作業モードにするかということだ。

 そんなときにおすすめなのが、勉強前に行うルーティーンを決めておくことだ。コーヒーを飲む、机を片付ける、トイレに行く、コンビニお菓子を買いに行く、どんなことでもいいので何かをしたら勉強始めルーティンを作っておくと良い。

2片付けボックスに何でも入れる

 作業する場所の環境は、視覚情報はできるだけ少なくしなければいけない。脳は、やるべき事と関係ない情報を視覚で認知するとそこに意識を向けてしまう傾向がある。そのため、デスクの上や作業にする周辺に仕事に必要のない漫画やチラシなどをおかないようにすることが大切だ。

 また、机の上の散らかったものは、すぐに片付けられるように机の脇にボックスを置いておくと良い。きちんと片付けなくてもいいので、机の上のものをボックス内に放り込んでおく。すると視覚的に雑然としないくなる。

 毎日きちんと片付けようと思うと、それもまた多くの時間を必要とする場合がある。とりあえず放り込んでおく場所を作っておくと良いだろう。

3適度な室温と湿度で生産性を最大化する

 部屋の湿度や室温も生産性の向上に変化をもたらす。室温は22度前後で、生産性が最大化されると言う。高すぎても寒すぎても生産性が下がる。

 湿度も35%以下になると作業効率が下がる。そして70%を超えると疲労感を感じるようになるという研究結果がある。最適な湿度は40%から60%の間位と言われている。

 そのため、エアコンや窓の開け閉めで室温や湿度に気を使うことも作業効率を維持するために必要だ。

4ストレスのない環境作りを

 作業内容によってもデスク周りの環境を変えた方が良い場合がある。通常の業務を遂行する場合は、なるべく情報量は少ない方が良いのだが、クリエイティブに創造し、新しいものを作り出そうと発想を転換するような時は、むしろ少し雑然としている方が良い場合がある。

 発明家の部屋が汚いイメージがあるのは、新しい発見を創出するときに適した環境だからだ。

 その他にも余計なストレスを減らす工夫が必要だ。視覚情報は少ない方が良いが、少しだけ観葉植物や窓辺に緑が見える環境があると最適だ。

 植物が育つ有機的な揺らぎや緑色が、適度に脳リラックス状態にし、集中力を高める効果がある。

 視覚の10%位に緑が見えていると集中しやすいという研究結果がある。観葉植物を置くか、窓の外に植物が見える環境があれば、仕事場としては最適な場所となる。

 自宅の場合はペットや子供、スマホなど、周知を阻害する情報は一時的に遮断できる環境にすることも大切である。

 スマホは最低でもマナーモードにし、ペットや子供は別室にいてもらう時間を作ると良い。ほんの少しの時間でも集中力を最大限に高めることができる時間があることは大きな違いになる。

教育と関連して

 小学校の段階で勉強を習慣化できている子とそうでない子の差はその後の学力に大きく影響を与えるように感じます。そのため、出来るだけ早い段階でやらされる勉強から→自分から進んでする勉強にシフトしていくことが大切です。(なかなか難しいのが現状ですが…)

 出来るだけできたところに目を向けるという考え方は大切ですね!小さい頃から、いきなり出来たところに着目するというのは難しいかもしれません。教師や保護者など周りの大人がどんな小さなことでも認め、出来たところに着目させる癖をつけていく必要があると思います。周りと比べるのではなく、できたところを認める。その繰り返しで、子どもは自分のできたところを認めていけるようになっていきます。私自身、それぞれの子どもの良さが認められるような教育を行なっていきたいと思いました。

 環境を整えることも重要だと思いました。大人と比べて子どもは湿度や温度等の影響を受けやすいと思います。また、特別な配慮を必要とする子どもの中には気温や温度の変化にかなり敏感な場合もあります。自分の暑がり、寒がりなどの傾向を知り、子どもに合った環境を整えていくことが大切ですね。こまめに温度計や湿度計をチェックし勉強に集中しやすい環境作りに努めましょう!