教育×読書 「学校に行きたくない」と子どもが言ったとき親ができること(2)
1要約
子どものSOSをキャッチするためにできること
子どもの中で、いくつものストレスが重なると、不登校になる場合がある。子どもが傷つく前に、できるだけ早く子どものSOSをキャッチして、ケアすることが大切。
子どもに見られる代表的な5つのSOS
- 体調不良
- 食欲不振
- 情緒不安定
- 宿題が手に付かない
- 不眠
この5つを代表的なSOSだと知り、対応していくことが大切になる。
「学校を休みたい」と言ったら休ませる
もし子どもが「学校を休みたい」と深刻に言ってきたときは、休ませた方がよい。
子どもが学校を休みたいと言うときに、保護者の方からよく出てくるのが「もう少しがんばってみよう」と言う言葉で、似た言葉に「もう少し様子を見てみよう」があります。
学校を休みたいと言う子どもは、強いストレスを受けている。「もう少しがんばってみよう」と言われると、子どもはすごく苦しくなる。周りの人が励ますつもりで言った言葉も、子どもを追い詰めてしまう。
数日休むと学校に行きたくなる
一回休むと、そのままずるずると休んでしまうのではと心配になりますが、そうなることはほぼない。学校を1日休んだことをきっかけに、不登校になるケースもゼロでは無いが、それは、その子がそれだけ心に傷を負っていたと言うことを理解する必要がある。
休みをマイナスに捉えるのでは無く、心の休養だと捉える。
2感想
教育と関連して
不登校の児童に対する対応には様々あるが、まず子どもの様子をよく観察し、早くSOSを察知することが大切であると感じた。学校で代表的な5つのSOSの全てを見とることはできないが、情緒の不安定さや体調不良、宿題が手に付かないなど学校で見られるSOSを早期発見さることが重要であると感じた。また、普段と様子が異なることや気になる点があれば保護者と連絡をとり、協力しながら子どもに寄り添っていく必要がある。
学校を連続して休んだ場合は「不登校になるかも」と慌てるのでは無く「休養中なのだ」と捉えるようにする。型に当てはめて対応するのではなく、目の前の子どもにあった対応を考えその子の為になる選択をしていけるようにしていく。